新陳代謝とは?

新陳代謝とは、簡単にいうと古いものが新しいものに次々と入れ替わることで、特に健康法や美容法において使わることが多いですが、この場合は細胞自体の入れ替わりを意味する表現のようです。

 

具体的には汗をかくこと、血流の流れが良くなること、髪の毛が抜けてまた生えてくること、肌の細胞がきれいに再生することなどでしょう。

 

ですから、ここでいう代謝とは、生化学の意味で使われる「エネルギーを消費する生命活動」を意味する代謝ではなく、身体の細胞の生まれ変わりを表現する言葉として使用します。

 

新陳という言葉が新しく入れ替わる意味になっていますので、新陳代謝は人間の全身の細胞の入れ替えを行う活動ということになります。

 

人間の細胞は一般の大人の場合、全て合わせて60兆個もあるといわれており、この細胞が新しいものに入れ替わっていく活動が新陳代謝ですが、この周期は部位によって異なります。

 

肌の細胞は28日周期で、心臓が22日周期、胃腸の細胞は5日周期で再生するようです。周期が長い部位では、筋肉・肝臓などが約2ヶ月間の周期で、骨の細胞なら3ヶ月周期といわれています。

 

この周期の考え方から見ると、新陳代謝が正常に働いていれば人間の身体は3ヶ月で全く新しく生まれ変わるという理論になります。